
床に座っているけど、全介助で足に力が入らないから移動できないという方への介助のポイントがありますのでご紹介いたします。
床からベッドなどに移動する際には、高齢者の残存機能や自力動作を活用して、膝を曲げて体育座りの姿勢になることにより、お尻を上げることができます。
重心が近い状態で介助することが大切ですが、正面からの介助だと高齢者の足があるので重心を近づけることができませんし、高齢者は体を縮めると痛みを感じることがありますので、自力動作を再現する方法はオススメできません。
介助者と高齢者の重心を生かして移乗介助を行うことにより、介助者も負担なく実践することができるので、横に体を傾けてもらいながら介助するという方法が最適なのです。