
自分で歩いたり立ち上がったりすることが困難な方に対して移乗介助を行うなら、覚えておくべきポイントがありますのでご紹介いたします。
使用する車椅子のタイヤの空気圧をチェックしておき、ベッドから車椅子に乗り移る時にはお尻の移動距離を短くすることが大切ですから、車椅子はベッドに対して30度の角度で設置しておき、ブレーキをかけてフットサポートを上げておきましょう。
自力で移乗できる人なら、高齢者にベッドの端に浅めに腰掛けてもらい、ベッドの柵などを持ちながら立ち上がって、ゆっくりと腰を下ろしてもらうという方法で移乗してもらいましょう。
麻痺があるため自力での移乗が難しい方には、介助者の肩に手を回してもらい高齢者の脇を支えながら一緒に立ち上がり、体の向きを変えてゆっくりと腰を下ろしてもらいましょう。